9月も終わり、明日から10月です。
アメリカでも秋霖と言えるのかわかりませんが、
9月に入ってから、連日雨が降り続いていました。
ふたたび太陽が現れた時には、
すっかり秋の日差しになっていました。
道端には、
色鮮やかだった夏の花々が無口に寄り添っています。。。
9月は、
昨日までとは違うことを発見して、ひとつひとつ秋を感じ始める、
そんな月です。
9月といえば、
「セプテンバーソング」
半世紀以上も昔の映画、
「旅愁(September affair)」で流れる懐かしい歌です。
この映画で主人公のピアニストが演奏するのが、
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。
この曲は、アシュケナージの演奏が一番好きです。
ひきしまってきた夜風が心地いい、
そんな 秋の宵に。。。
好きな音楽を聴いたり、映画を見たり、
秋の夜長は、お気に入りのことをして過ごしますか?
8月もあとほんのわずか。。。
だいぶ日は短くなってきましたが、
まだまだ真夏の陽ざしは衰えていません。
夏に、
思い出すものは。。。
昔愛用していた、
たしか、ラブ(LOVE)という化粧品会社の、
「レモン」というコロンです。
香りを説明するのは難しいのですが、、、
未だにそれ以上気に入った香りには出逢っていないのです。
オーデコロンのさわやかなレモン色の瓶や、
ボディパウダーのかわいい丸い箱は
記憶の片隅にかすかにあるだけですが、
香りは。。。かなりはっきり記憶に残っています。
たまに似た香りに遭遇すると、
若いころの感覚に瞬間移動です。
もう、あの香りは二度と手に入らないのかと
あきらめていたところ、
パームツリー社の「レモニー」を試したら、
ラブの「レモン」にかなり近い香りでした。
香りも持続性も強くありませんが、
天然成分のレモンの香りが
心地よく、癒されます。
夏の終わりに
次々と実をつけている、
「なぞの野菜」の正体は。。。
オクラでした。
日本語でも英語でも、オクラです。
夏の食卓によく合いますね。
「なぞの野菜」の実がなりはじめました。
まだ赤ちゃんのように小さいですが。。。
上の集団は花のつぼみ、
下のピーターパンのようなものが実です。
(ピーターパンは個人的なイメージです)
わかってきたかな。
昨日は、陽が沈んだあと、
ピンク色の雲がたくさん浮かんでいました。
まるでおとぎの国のお話のはじまりのようでした。
「なぞの野菜」の花です。
北村薫の
「時と人」3部作のひとつの
「スキップ」
読んでいると。。。
なぜ北村薫は
乙女心がわかるのかと、
不思議な気持ちにも
なるのですが。。。
お話の中で主人公は、
時間をまたいだ世界で、
なおも前向きに歩いていきます。
ある時、主人公の真理子はこう言います。
「私のモットーは 《嫌だからやろう》 なの。
だって、楽しいことなら、すいすい出来るわけでしょう。
何ということはない。
大事なのは、嫌なことが目の前に出てきた時。
そういう時は、自分で掛け声をかけてしまうのよ。
そうすれば大概のことは出来る」
嫌なことや面倒なことを、
(気合入れて)さっさとやってしまえれば、、、
自分の心も落ち着くことができて、
そして
「明日の自分」を助けることになりますね。
狭いプランターの中で
ぎゅうぎゅう詰めになりながらも、すくすく育ったトマト。
真っ赤な実を、毎日食卓に届けてくれます。
2本の苗は両方とも「グレープトマト」でしたが、
それぞれの実の大きさの違いは、
これくらいです。
ところで、なぞの野菜は更に大きく育っています。
これはヒント。
ジョギングを再開したヤギさん。
紫外線も暑さもやわらぐ、日が沈むころに出かけて行きます。
「とっても気持ちがいいから、ヨコもお散歩に行こうよ。」
と、ヤギさんに誘われて、行ってきました。
ほんとうに気持ちのいい
お散歩でした。
夕食後のご近所は、静かな、くつろぎのひととき。
家並みからただよう、洗濯物のにおい。。
それぞれの家の乾燥機からの洗剤・柔軟剤の香りです。
遅めの夕ご飯の支度のお宅のにおいも、ときどき。
大通りの近くになると、
風に乗ってくる排気ガスのにおいと、
かすかな喧騒のエコー。
うっそうとした森の近くを通るときは、
足元に忍び寄るような冷気の気配が、
なにやら誘いかけてきます。
森の湿ったにおいにすっぽり包まれてしまいそうな。。。
不思議な気分になります。
日が落ちて、西の空には、
宵の明星。
ふいに、
昔の曲のフレーズが、
よみがえりました。
Venus and mars are alright tonight
夏の気温と陽射しの中で、
プランターの野菜はすくすく育っています。
試しに植えてみた Japanese eggplant も
いくつも実をつけました。
姿かたちは「長ナス」
ヘタの色も濃紫。
アメリカで売られているナスは
緑色のヘタなので、
ナス色のヘタは久しぶり。
日本の夏のお夕飯のしたくを思い出します。
先日、たぬきくんとわんこちゃんが遊びに来てくれました。
ナスがだいぶ大きくなっていたので、
わんこちゃんに初収穫をお願いしました。
天ぷら、漬物、油炒め。。。
どれもおいしいですね。
同時に植えた「グレープトマト」もたくさん実をつけていますが、
2本のうち片方は、
形は(アメリカの)ぶどう型でも、大きさはグレープトマトよりもひとまわり大きめ。
もしかしたら、Roma tomato、あるいは baby Roma と呼ばれる種類かもしれません。
これは、インゲンの花。
庭の片隅でラズベリーとブルーベリーも実をつけました。
たぬきくんとわんこちゃんが
熟したラズベリーを摘んで口に入れると、
思わず 「甘い!」
ブルーベリーは
もうしばらく待ちましょう。
さくらんぼは、
熟しておいしくなるのを待っていたら、
同じく待ってましたと、小鳥達がすっかりつついてしまいました。
野菜たちは、窮屈なプランター育ち。
水不足になりやすいから、
元気のない葉も出てきました。
気持ちをこめてお世話します。
もうひとつ、5月に種を蒔いて育てている野菜があります。
今まで育てたことがなかったので、ちょっとドキドキです。
これは、何の野菜でしょう?
初夏です!
とはいえ、
様々な季節が、
日替わりメニューでやってくる今日この頃。
気温や天候の変化が激しい時期なので、
人も動物も植物も、戸惑いがちです。
でも定期的に大雨も降るので、
草木は生き生き。
陽のあたる日は、
木の葉がきらきらと心地よく揺れて、
鳥たちも気持ちよさそうに、
ここかしこで
美しい声をひときわ響かせます。
雨上がりに出かけていた野うさぎが,
戻ってきて
デッキの下に
入っていきました。
何年か前に
ウッドチャックが住んでいた穴が
ずっと空き家になっていたけど、
どうやら今は
このうさぎが住んでいるようです。
ヨコは、家庭菜園ができたらいいなと時々思いますが、
庭を耕したり、鹿などの動物対策したり、
そういった準備がなかなかできず、
毎年プランターで小ぶりの野菜を
ほんのお楽しみで育てています。
アメリカの野菜はどれも大きめ。
キュウリ、ナス、ピーマンなども、
実が大きすぎて、日本の野菜のような風味もないので、
プランターではいつも、
お気に入りのGrape tomato (長めのプチトマト)と、
インゲン、ラッディッシュなどを育てます。
先週末買い物に行ったお店に、
「Japanese eggplant」と書かれた、
なつかしい、紫がかった日本のナスの苗が
ありました。
本当に日本の種類と同じかどうかは
定かではありませんが、
少しでも味わいのある柔らかいナスが
実ることを期待して買ってみました。
これは、Grape tomato の苗。
収穫できたら、こんな感じになります。
先日、日本からぱんだくんと仔猫ちゃんが
遊びに来てくれました。
スーパーでアメリカの野菜の大きさにもびっくりしていました。
野菜と同様に、お花も、
同じ種類でも日本のものに比べるとかなり大きいです。
マリーゴールドやガーベラ、ラベンダーも、
ひとつひとつの花が大きくてたくましいのです。
先週末に買い物に出かけたときには、
そういった大ぶりの花々が、鮮やかな色どりで、
店先を夏色にしていたのですが、
その後気温がぐんぐん下がり、
週明けにチョロさんがお店の前を通りかかったら、
なんとお花や苗が凍えてしおれてしまって
しょんぼりしていたようです。
花たちを冷たい強風から守るためか、
すっぽりシートがかぶせられていました。
日本に戻った仔猫ちゃんからのお便りによると、
今、おうちの周りでは、ヒメジョオンやハルジオンが咲きそろって
あたりは蜂蜜のような匂いがたちこめている様子です。
藤の花も満開で、ちらほら散り始めているとのこと。
日本は、どの時期の、どの瞬間にも
風情があって、
季節のゆるやかな移り変わりを感じることができますね。
5月になりました。
この地方では、一足飛びに冬から夏になります。
今は、スイセンやチューリップ、コブシ、ウメやサクラ、
様々な花が一斉に咲いています。
裸ん坊だった木々も、芽吹いてきたなぁと思っていると、
あっという間に葉を広げて夏の装いとなります。
我が家の八重桜も、
ピンクの花が満開になりました。
英語では、
Ornamental cherry tree といいます。
まばゆい初夏の陽射しに
華やかに揺れる花を見ていると、
オーナメントという呼び名が
たしかにふさわしい気がします。
桜といえば。。。
すべての人の心のひだにしっとりと語りかける咲き姿で、
優美に花びら舞う、
そんなソメイヨシノが懐かしいヨコです。
4月も半ばを過ぎました。
温かい風が心地よい日もあれば。。。
こんな日もあります。
そして、昨日はいきなり夏のような陽射しでした。
しばらく前に、
それまで冬眠状態だったヨコの手を
ヤギさんが引っぱってくれたおかげで、
春の片付けを始めました。
ヤギさんも手伝ってくれるので
とても助かっています。
我が家には、18年と13年になる
最近は使われなくなった2台のブラウン管のテレビがあったので、
今回思い切って処分することにしました 。
テレビもデジタル放送になり、
インターネットが生活の一部になり、
18年前にテレビを買った頃からすると、
世の中はずいぶん変わりました。
映画好きなので、当時としては大きめの画面のテレビを購入。
でもいざ捨てる時は、その大きさ(重さ)が悩みです。
日本でもブラウン管のテレビを処分するのはひと苦労の様子。。。
アメリカでも、
ゴミ回収業者も、リサイクル業者も、電気店も、
テレビはどこも引き取らないので、
同居人のチョロさんが、
地元の公共団体の大型ゴミ持込施設まで運ぶことにしました。
シーツにくるまれて、
運び出されるのを待つテレビ。
車に積み込んだ状態。
大型ゴミ持込施設に到着して、
担当の人と一緒に、車からテレビを降ろしていたら、
なんと、
18年になるテレビが崩壊!
プラスチックが限界まで弱っていたようです。
ものすごい勢いで崩壊してしまったので、
壊れた側を抱えていたチョロさんは、
飛ばされてしりもちをついてしまいました。
びっくりな出来事でした。
長年の間、楽しませてくれたテレビ、
本当におつかれさまでした。 ありがとう!
チョロさんもおつかれさまでした。
ヤギさんとチョロさんの協力のもと、
春の片付け続行中です。